凪渡くん、このままじゃ溶けてしまいます【完全版】
でも、膝の上で握りしめている手は何かを決意したようだった。






「莉帆ちゃん、今度は俺が『愛があれば何でも出来る』って証明するから」





凪渡くんがそう言いながら、ポケットからラップに包まれたおにぎりを取り出して私の口の押し込んだ。



「えい」


「ふぐっ! 急に何するの!?!?」


「暫く栄養取れてないんでしょ、食べないとぐっすり寝れないよ。このおにぎりもうちの家政婦さん特製。どう、美味しいでしょ?」



その炊き込みおにぎりは、出汁の味も具材の味も丁度良くて……なんていうか温かい味だった。

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