凪渡くん、このままじゃ溶けてしまいます【完全版】
「ごめん、仁くん」

ちなみに何を思い出したかというと、凪渡くんのお母さんに渡す手土産のことを完全に忘れていた。

渡すべきだろうし……でも、何が良いかさっぱり分からない。

「仁くんはさ、誰かに会うときに手土産を持っていくとしたら、何を持っていく?」

「相手によるだろ」

「そうだけど……友達の親というか、でもちょっと違うというか。でも、すごいお金持ちの人で安っぽいものを渡して良いかなとか……」

「菓子折りでも渡せば?」

そうだよね、菓子折りの方が無難だよね……。

でも、今月も金欠だし……。

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