バッドエンド後の死に戻り転生悪役令嬢は、ヤンデレ皇帝の狂愛を受ける 私が救済の歌姫なんて、聞いてませんわ!
「ゆ、誘導尋問ですわ!」
「これも立派な戦略だ」
それに苛立ちを隠しきれないまま叫び声を上げても、一度声に出した言葉が元に戻ることはなかった。
「ほかの男に抱かれるくらいなら、俺のほうがいいんだろう?」
「う……っ」
心底嬉しくて仕方ないと言わんばかりの笑みを浮かべられてしまえば、否定する気にもなれなかった。
絶対に誰かに肌を許さなくてはならぬ状況ならば、モブなんかよりもダグラスのほうがいいと思うのは、当然だ。
――だって彼は、私の推しなんだから。
しかし、木隠瑠璃が「彼は信頼できる人だから好きだ」と内心思っていたとしても、今まで散々告白を断ってきたルリミカの意識が邪魔をする。
――この状況でダグラスの思いを受け止めるのは、私のプライドが許さなかった。
「ひ、一晩。か、考えさせてくださる……!?」
「わかった。なら、了承を得られる前提で動こう」
「どうしてそうなりますの!?」
「貴重な時間を無駄にするわけにはいかないからな」
「ぐぬぬぬ……っ!」
私はギリッと音が鳴るほどに唇を噛み締め、彼に掴まれていた腕を引っ込める。
「これも立派な戦略だ」
それに苛立ちを隠しきれないまま叫び声を上げても、一度声に出した言葉が元に戻ることはなかった。
「ほかの男に抱かれるくらいなら、俺のほうがいいんだろう?」
「う……っ」
心底嬉しくて仕方ないと言わんばかりの笑みを浮かべられてしまえば、否定する気にもなれなかった。
絶対に誰かに肌を許さなくてはならぬ状況ならば、モブなんかよりもダグラスのほうがいいと思うのは、当然だ。
――だって彼は、私の推しなんだから。
しかし、木隠瑠璃が「彼は信頼できる人だから好きだ」と内心思っていたとしても、今まで散々告白を断ってきたルリミカの意識が邪魔をする。
――この状況でダグラスの思いを受け止めるのは、私のプライドが許さなかった。
「ひ、一晩。か、考えさせてくださる……!?」
「わかった。なら、了承を得られる前提で動こう」
「どうしてそうなりますの!?」
「貴重な時間を無駄にするわけにはいかないからな」
「ぐぬぬぬ……っ!」
私はギリッと音が鳴るほどに唇を噛み締め、彼に掴まれていた腕を引っ込める。