バッドエンド後の死に戻り転生悪役令嬢は、ヤンデレ皇帝の狂愛を受ける 私が救済の歌姫なんて、聞いてませんわ!
「ゼヴァイツ公爵令息の元へ嫁ぐのでしたら、私もお供させてください!」
側使えから想像もしない提案を受けてしまい、困惑する。
彼女はダグラスの出自を知らないからだ。
隣国に嫁ぐと聞けば、きっと一緒に着いて来たいなんて言わないだろう。
――でも……。
彼の秘密は、軽々と伝えていいものではないし……。
ダグラスや私は自分の身を守れるが、ラルラは違う。
彼女はか弱き可憐な女性だ。
襲われたら、一溜まりもない。
やはりここは、適当な理由をつけて断るのが一番だ。
「申し訳ないのですけれど……」
「お嬢様の同意が得られないのでしたら、ゼヴァイツ公爵令息へ直接聞いて参ります!」
ラルラは何を思ったのか、バルコニーへ駆けだす。
慌ててその背中を追いかけると、中庭で待つダグラスに向かって声を張り上げた。
「ちょっと! お待ちなさい……!」
「お嬢様を娶るのでしたら、私も同行いたします!」
「国を捨てる覚悟は?」
「あります!」
侍女の堂々たる決意表明を聞いたダグラスは、しばらく目を丸くして考え込む様子を見せていた。
しかし、彼女が一向にそれを撤回する様子がなかったからだろう。
最終的には、ラルラの主張を受け入れる。
側使えから想像もしない提案を受けてしまい、困惑する。
彼女はダグラスの出自を知らないからだ。
隣国に嫁ぐと聞けば、きっと一緒に着いて来たいなんて言わないだろう。
――でも……。
彼の秘密は、軽々と伝えていいものではないし……。
ダグラスや私は自分の身を守れるが、ラルラは違う。
彼女はか弱き可憐な女性だ。
襲われたら、一溜まりもない。
やはりここは、適当な理由をつけて断るのが一番だ。
「申し訳ないのですけれど……」
「お嬢様の同意が得られないのでしたら、ゼヴァイツ公爵令息へ直接聞いて参ります!」
ラルラは何を思ったのか、バルコニーへ駆けだす。
慌ててその背中を追いかけると、中庭で待つダグラスに向かって声を張り上げた。
「ちょっと! お待ちなさい……!」
「お嬢様を娶るのでしたら、私も同行いたします!」
「国を捨てる覚悟は?」
「あります!」
侍女の堂々たる決意表明を聞いたダグラスは、しばらく目を丸くして考え込む様子を見せていた。
しかし、彼女が一向にそれを撤回する様子がなかったからだろう。
最終的には、ラルラの主張を受け入れる。