バッドエンド後の死に戻り転生悪役令嬢は、ヤンデレ皇帝の狂愛を受ける 私が救済の歌姫なんて、聞いてませんわ!
「彼女を救済の歌姫と認め、俺に王座を譲ると誓うか」
「ああ! もちろんだ! 歌声を聞いた瞬間、この場にいる誰もが自らの意思に関係なくひれ伏した! これは彼女こそが本物だと言う、何よりの証拠である!」
「王冠を渡せ」
ここで陛下がダグラスの意思に逆らえば、血みどろの争いが繰り広げられかねないだろう。
――抵抗せず、彼の言うことを聞いて!
私はそう危惧し、心の中で皇帝に命じながら歌う。
すると、彼の父親は嬉々として自らの頭上に光り輝く王冠を第3皇子へ手渡した。
「な、なぜ……っ!?」
「ふざ、けるな……!」
2人の兄は自分達を差し置いて弟が王座につくのが許せなかったのだろう。
歌うのを止めたら今すぐに彼を襲いかかってしまいそうな勢いで、地を這うような怒声を響かせている。
私は慌てて、歌いながら歩みを進めた。
「救済の歌姫を騙る罪人が……!」
「身体が自由に動くようになったら、覚えておけよ! 真っ先に、罰を与えてやる……!」
覚束ない手つきで彼らの元へ到着すると、腰元のベルトを外す。
そして、落とさないように武器を抱きしめると、ダグラスの隣に戻った。
「ああ! もちろんだ! 歌声を聞いた瞬間、この場にいる誰もが自らの意思に関係なくひれ伏した! これは彼女こそが本物だと言う、何よりの証拠である!」
「王冠を渡せ」
ここで陛下がダグラスの意思に逆らえば、血みどろの争いが繰り広げられかねないだろう。
――抵抗せず、彼の言うことを聞いて!
私はそう危惧し、心の中で皇帝に命じながら歌う。
すると、彼の父親は嬉々として自らの頭上に光り輝く王冠を第3皇子へ手渡した。
「な、なぜ……っ!?」
「ふざ、けるな……!」
2人の兄は自分達を差し置いて弟が王座につくのが許せなかったのだろう。
歌うのを止めたら今すぐに彼を襲いかかってしまいそうな勢いで、地を這うような怒声を響かせている。
私は慌てて、歌いながら歩みを進めた。
「救済の歌姫を騙る罪人が……!」
「身体が自由に動くようになったら、覚えておけよ! 真っ先に、罰を与えてやる……!」
覚束ない手つきで彼らの元へ到着すると、腰元のベルトを外す。
そして、落とさないように武器を抱きしめると、ダグラスの隣に戻った。