バッドエンド後の死に戻り転生悪役令嬢は、ヤンデレ皇帝の狂愛を受ける 私が救済の歌姫なんて、聞いてませんわ!
「ずるい。姉様ばっかり。生まれながらにジェラルド様の婚約者という座を手に入れられて。彼に好かれて、救済の歌姫と呼ばれるようになって、ダグラスにも愛されてる」

 なのにわたしは、誰からも愛してもらえない……!

 惨めで仕方がなくて、自分が矮小な存在に思えてならなかった。

「わたしだって、もっとみんなから愛されたい。魅力的な女性になれたら、好きになってもらえるの……?」

 そんなわたしの叶うはずがない願望に目をつけたのは、純白のローブに身を包んだ怪しい人達だった。

「あなたの願い、叶えましょう」
「誰……?」
「わたくし達は、修道院のものです」
「それって……。悪いことをした人が、懺悔をするために頼るところだよね……!?」

 そんなところで働く人達に捕まったら、ジェラルド様と結婚できなくなってしまう。

 それだけは絶対に嫌だと後退りをすれば、「彼らは怯える必要はない」とでも言うようにこちらへ手を差し伸べた。
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