バッドエンド後の死に戻り転生悪役令嬢は、ヤンデレ皇帝の狂愛を受ける 私が救済の歌姫なんて、聞いてませんわ!
「う……っ。リナ、リア……! ルリミカがいないとは、どういうことだ……?」
「言葉通りの意味だよ。わたしが、始末したの」
「なぜ……」
「だって、邪魔だったんだもん!」
「そんな……」

 彼は私の愛撫が終わるまで、ずっと戸惑っていた。

「わたしがたくさん、気持ちよくしてあげるからね」
「や、やめ……!」

 困惑する殿下と1つになれば、あっという間に彼は自分に夢中となった。

 ――これで殿下は、わたしのものだ。

 ずっと、姉様が羨ましくて堪らなかった。
 わたしより先に生まれたと言うだけで、すべてを手にした癖に。
 それを享受するどころか、拒否するなんて。

 一体、何様のつもりなの?

 ――いらないなら、全部わたしがもらっちゃうんだから。

 そう決めて、たくさんのものを失った代わりに、ようやく一番欲しいものを手に入れた。

 王太子妃という座も、救済の歌姫と呼ばれる権利だって、すべてわたしだけのものだ。

 絶対誰にも渡さないし、奪わせないんだから。
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