バッドエンド後の死に戻り転生悪役令嬢は、ヤンデレ皇帝の狂愛を受ける 私が救済の歌姫なんて、聞いてませんわ!
「そうか……。ルリミカには、気の強いところがあるからな……。隣に並び立つ殿方も、強靭な肉体や精神力を持っているべきなのかもしれん……」
「理解を示していただけたようで、何よりですわ」
無事に彼の説得に成功し、ほっと一息つく。
――長い戦いでしたわ……。
一仕事終えて退出しようと試みれば、父親は「すべてが思い通りに行くと思うな」と言わんばかりにこちらへ諭す。
「殿下との婚約破棄は、もう少し様子をみよう。それから、ルリミカの修道院行きも保留とする」
「そうですわね。リナリアが妃教育に耐えられるかわからぬ状況で彼女に殿下を譲れば、この国が傾きかねませんもの」
妹がどこまでやれるかをその目で確認してから最終的な判断をしてくれと促せば、なぜか父は頭を振る。
その後、こちらの味方だとほのめかすような発言をした。
「いや。ルリミカが殿下と結婚したくないと言うのなら、リナリアが使い物にならなくとも婚約破棄をしよう」
「まぁ。よろしいんですの? 母様にとっては、悲願ですのに」
「己の夢を娘に託すほうが、間違っていたのだ」
彼は悲しそうに目を伏せると、母のことは気にしなくていいと太鼓判を押してくれる。
「理解を示していただけたようで、何よりですわ」
無事に彼の説得に成功し、ほっと一息つく。
――長い戦いでしたわ……。
一仕事終えて退出しようと試みれば、父親は「すべてが思い通りに行くと思うな」と言わんばかりにこちらへ諭す。
「殿下との婚約破棄は、もう少し様子をみよう。それから、ルリミカの修道院行きも保留とする」
「そうですわね。リナリアが妃教育に耐えられるかわからぬ状況で彼女に殿下を譲れば、この国が傾きかねませんもの」
妹がどこまでやれるかをその目で確認してから最終的な判断をしてくれと促せば、なぜか父は頭を振る。
その後、こちらの味方だとほのめかすような発言をした。
「いや。ルリミカが殿下と結婚したくないと言うのなら、リナリアが使い物にならなくとも婚約破棄をしよう」
「まぁ。よろしいんですの? 母様にとっては、悲願ですのに」
「己の夢を娘に託すほうが、間違っていたのだ」
彼は悲しそうに目を伏せると、母のことは気にしなくていいと太鼓判を押してくれる。