君に届け!〜ずっと前から好きでした〜
蓮がゆっくりと凛の方を向いた。そして、頷く。凛の心に衝撃が走った。蓮は、恋愛よりも友達とワイワイ過ごす方が好きだと思っていた。
(蓮くんも、恋してるんだ……)
こんな大きな秘密のノートを見せてくれたのだ。もしかしたら自分ではないか。そう凛は一瞬自惚れてしまう。
「……今度さ、その子の誕生日があるんだ。その時に歌も歌ってみようかなって。あっ!告白するとかはまだ決めてないんだけどーーー」
蓮の言葉が遠のいていく。凛の心臓がドクドクと嫌な音を立てた。
(私の誕生日、もう終わってる……)
蓮の恋している相手は自分ではないと宣告されたようなものだった。しかし、蓮の相手を知りたいという気持ちから訊いてしまう。
「誰なのか聞いてもいい?」
「誰にも言うなよ?……初音梨紗(はつねりさ)」
蓮の瞳に熱が宿る。幸せそうな表情だった。梨紗は、同じ音楽同好会に所属している隣のクラスの子で、幼い頃からヴァイオリンを習っている。
凛の胸がズキズキと痛む。息の吸い方を体が忘れてしまったかのように、どこか苦しくなっていく。
(蓮くんも、恋してるんだ……)
こんな大きな秘密のノートを見せてくれたのだ。もしかしたら自分ではないか。そう凛は一瞬自惚れてしまう。
「……今度さ、その子の誕生日があるんだ。その時に歌も歌ってみようかなって。あっ!告白するとかはまだ決めてないんだけどーーー」
蓮の言葉が遠のいていく。凛の心臓がドクドクと嫌な音を立てた。
(私の誕生日、もう終わってる……)
蓮の恋している相手は自分ではないと宣告されたようなものだった。しかし、蓮の相手を知りたいという気持ちから訊いてしまう。
「誰なのか聞いてもいい?」
「誰にも言うなよ?……初音梨紗(はつねりさ)」
蓮の瞳に熱が宿る。幸せそうな表情だった。梨紗は、同じ音楽同好会に所属している隣のクラスの子で、幼い頃からヴァイオリンを習っている。
凛の胸がズキズキと痛む。息の吸い方を体が忘れてしまったかのように、どこか苦しくなっていく。