君に届け!〜ずっと前から好きでした〜
「……いいよ」
「マジ!?やった〜!!嬉しい!!」
蓮は嬉しそうに笑う。凛は目の前がぼやけていくのを見て、慌てて顔を逸らした。頰を雫が伝っていく。
蓮の笑顔を見て、胸が苦しくて痛かった。しかし同時に嬉しさもあったのだ。
数週間後、凛と蓮の姿は音楽室にあった。椅子には一人、観客が座っている。蓮が想いを寄せている梨紗だ。期待に満ちた彼女の目に、凛は逃げ出したくなる。しかし、息を吐いてピアノの椅子に座った。
(ねぇ、蓮くん。この数週間、自分の気持ちと向き合ったよ)
梨紗のために曲を作ってみた、と蓮は楽しそうに梨紗に話している。梨紗も笑っている。それを見つめる凛の胸が、切なくときめいた。
この数週間は、凛にとって地獄だった。蓮の作った曲を練習するたびに、鍵盤を乱暴に叩いてしまった。夜通し泣いた日もある。
しかし、蓮の真っ直ぐな想いの詰まった詞や曲調を目にするたびに、自分の醜さが嫌になった。それと同時に少し愛おしくもなった。
「マジ!?やった〜!!嬉しい!!」
蓮は嬉しそうに笑う。凛は目の前がぼやけていくのを見て、慌てて顔を逸らした。頰を雫が伝っていく。
蓮の笑顔を見て、胸が苦しくて痛かった。しかし同時に嬉しさもあったのだ。
数週間後、凛と蓮の姿は音楽室にあった。椅子には一人、観客が座っている。蓮が想いを寄せている梨紗だ。期待に満ちた彼女の目に、凛は逃げ出したくなる。しかし、息を吐いてピアノの椅子に座った。
(ねぇ、蓮くん。この数週間、自分の気持ちと向き合ったよ)
梨紗のために曲を作ってみた、と蓮は楽しそうに梨紗に話している。梨紗も笑っている。それを見つめる凛の胸が、切なくときめいた。
この数週間は、凛にとって地獄だった。蓮の作った曲を練習するたびに、鍵盤を乱暴に叩いてしまった。夜通し泣いた日もある。
しかし、蓮の真っ直ぐな想いの詰まった詞や曲調を目にするたびに、自分の醜さが嫌になった。それと同時に少し愛おしくもなった。