転生したけど捨てられそうなので、兄妹で楽しく生きることにします~超チートな家出兄妹は辺境で幸せ家族ができました~
「子供がよけいなこと気にしてんじゃねぇよ。俺も、家族も、それからこの屋敷で働いているやつらも、子供を働かせようなんて思ってないさ」
「……なんで」
「なんでって、そこに理由なんか必要ないだろ? 子供は食べて寝て遊ぶのが仕事。少なくとも、俺達の手が届く範囲ではそうしたいと思ってるんだよ」

 ジョイの言葉に、アーゲルが納得しているかどうかはユリアにもわからなかった。だが、アーゲルは深く考え込んでいる表情になっている。

(……この人達を信じてもいいって気持ちになっているのかな?)

 少なくとも、ここまで連れてきてくれた冒険者達やジョイ、それから屋敷の人々は信頼してもいいのではないかとユリアは思っている。
 けれど、兄がどんな結論を下すのかまではユリアにはどうにもできないのもわかっていた。
 それからジョイに屋敷の案内をしてもらったり、軽く昼寝をしたりしている間に、あっという間に夕食の時間。
 夕食も、たくさんの料理がテーブルに並び、アーゲルもユリアも好きなだけ食べていいと言われた。

「……好きなものはまた出してやるから、お腹がはちきれないようにしておきなさい」

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