転生したけど捨てられそうなので、兄妹で楽しく生きることにします~超チートな家出兄妹は辺境で幸せ家族ができました~
他に人の気配がないからか、スリッパを履いている足音がやけに大きく響いている気がする。壁にかけられているのは魔道具の明かり。
だが、人が行き来しない部分は最小限まで明かりが落とされていて、それが夜の雰囲気の不気味さを駆り立てるのに一役買っていた。
お化けなんていない。わかっていても、どうにもこうにも背筋がぞくぞくする。
ユリアいわく、身体に精神が引っ張られているのではないかと言っていた。アーゲル自身、そんな気もしている。
子供の養育施設に行った時に、思っていた以上にはしゃぎまわってしまったのはそのせいだったのかもしれない。
ぺたぺたと廊下を歩いて、やっと子供部屋の前まで到着する。ドアノブを回して中に入ったら、そこにはグレイスがいた。
室内の明かりは落とされていて、グレイスの手元だけが明るい。ベッドの横に移動させた椅子に座っていた彼女は、その明かりで本を読んでいたようだった。
ベッドサイドテーブルには、冷たい水の入った盥(たらい)と水差し。
「あら、どうしたの?」
「……気になって」
だが、人が行き来しない部分は最小限まで明かりが落とされていて、それが夜の雰囲気の不気味さを駆り立てるのに一役買っていた。
お化けなんていない。わかっていても、どうにもこうにも背筋がぞくぞくする。
ユリアいわく、身体に精神が引っ張られているのではないかと言っていた。アーゲル自身、そんな気もしている。
子供の養育施設に行った時に、思っていた以上にはしゃぎまわってしまったのはそのせいだったのかもしれない。
ぺたぺたと廊下を歩いて、やっと子供部屋の前まで到着する。ドアノブを回して中に入ったら、そこにはグレイスがいた。
室内の明かりは落とされていて、グレイスの手元だけが明るい。ベッドの横に移動させた椅子に座っていた彼女は、その明かりで本を読んでいたようだった。
ベッドサイドテーブルには、冷たい水の入った盥(たらい)と水差し。
「あら、どうしたの?」
「……気になって」