転生したけど捨てられそうなので、兄妹で楽しく生きることにします~超チートな家出兄妹は辺境で幸せ家族ができました~
ユリアの魔術語は独学だ。生家の本棚の本を読み解くことで身に付けた。
一度見たものは忘れないとはいえ、その知識を引っ張り出してくるのに多少の時間がかかるのはしかたのないところだ。
「ユリア、どうした?」
「あのね、ここ温めるって書いてある。それで、こっちは冷やす、な気がするんだけど」
「あなた、魔術語読めるの?」
と食いついてきたのはティリスだ。
「うん、読めるよ」
思い出すのに時間はかかってしまったが、魔術語の辞書の中身を思い出したらなんとなく読めるようになってきた。
「この箱の中になにか入れて使うんだと思う」
残念ながら、長い年月の間に箱の周囲はぼろぼろになっていた。そのため、読み取れるのは彫られている魔術語のごく一部。
「開けてもいーい?」
「私が開けてあげるわね。この箱、ここから開くのよ」
ロスティが箱を開いてくれた。箱の側面がぱたりと前に開かれる。
(……これって)
前世で、同じように開く箱を何度も見た。毎日お世話になっていた。電子レンジやオーブントースターである。
中に頭を突っ込むようにして、内部を調べてみる。
一度見たものは忘れないとはいえ、その知識を引っ張り出してくるのに多少の時間がかかるのはしかたのないところだ。
「ユリア、どうした?」
「あのね、ここ温めるって書いてある。それで、こっちは冷やす、な気がするんだけど」
「あなた、魔術語読めるの?」
と食いついてきたのはティリスだ。
「うん、読めるよ」
思い出すのに時間はかかってしまったが、魔術語の辞書の中身を思い出したらなんとなく読めるようになってきた。
「この箱の中になにか入れて使うんだと思う」
残念ながら、長い年月の間に箱の周囲はぼろぼろになっていた。そのため、読み取れるのは彫られている魔術語のごく一部。
「開けてもいーい?」
「私が開けてあげるわね。この箱、ここから開くのよ」
ロスティが箱を開いてくれた。箱の側面がぱたりと前に開かれる。
(……これって)
前世で、同じように開く箱を何度も見た。毎日お世話になっていた。電子レンジやオーブントースターである。
中に頭を突っ込むようにして、内部を調べてみる。