転生したけど捨てられそうなので、兄妹で楽しく生きることにします~超チートな家出兄妹は辺境で幸せ家族ができました~
「まあ、今は信仰されていない神様かもしれないしね。あたしが言いたいのは、神殿ならもっと……中にも気を遣うんじゃないかなって」
この世界の神殿に何か所も訪れたわけではない。けれど、生家で暮らしていた頃礼拝に連れていかれたことはある。
その時、神殿の内部には様々な飾り付けが施されていた。
入ってすぐ、祈りを捧げる間の柱には彫刻が施されていたし、壁には神の偉業が描かれていた。たしか、見上げた天井もそうだった。
けれど、この遺跡は違う。壁にはなにも飾られていない。不愛想な、灰色の壁が続いているだけだ。
入口は神殿に似せていたけれど、中はなにか別の目的で作られていたのかもしれない。
神殿に仕えていた神官とか巫女とかいった人の生活の場の可能性も否定できないけれど、それにしては奥行半日というのは深すぎる。
「神殿になにかあった時の抜け道なんじゃないかしらと私は思うのだけれど……」
「それなら、部屋はいらないんじゃない?」
ロスティの言葉に反論したのはティリスだ。たしかにここに来るまでの間にも、左右に部屋がある場所もあった。抜け道ならば、部屋はいらない気がする。
この世界の神殿に何か所も訪れたわけではない。けれど、生家で暮らしていた頃礼拝に連れていかれたことはある。
その時、神殿の内部には様々な飾り付けが施されていた。
入ってすぐ、祈りを捧げる間の柱には彫刻が施されていたし、壁には神の偉業が描かれていた。たしか、見上げた天井もそうだった。
けれど、この遺跡は違う。壁にはなにも飾られていない。不愛想な、灰色の壁が続いているだけだ。
入口は神殿に似せていたけれど、中はなにか別の目的で作られていたのかもしれない。
神殿に仕えていた神官とか巫女とかいった人の生活の場の可能性も否定できないけれど、それにしては奥行半日というのは深すぎる。
「神殿になにかあった時の抜け道なんじゃないかしらと私は思うのだけれど……」
「それなら、部屋はいらないんじゃない?」
ロスティの言葉に反論したのはティリスだ。たしかにここに来るまでの間にも、左右に部屋がある場所もあった。抜け道ならば、部屋はいらない気がする。