転生したけど捨てられそうなので、兄妹で楽しく生きることにします~超チートな家出兄妹は辺境で幸せ家族ができました~
家臣達にひそかに探させてはいたが、もともといなくてもいいと思っていたふたりだ。家臣達にもその気持ちは伝わっていたらしく、本腰を入れて探していたわけではなかった。
「……携帯スープか」
「はい。伯爵様も興味がおありかと」
携帯スープの話を持ってきた商人は、揉み手をしそうな勢いでこちらを見つめている。
(……ふん、わかりやすい)
どうせ、そのスープを自分に独占販売を許せというのだろう。発明者が、モルヴァーリード家から不当に奪われたふたりであることを知らせたのだから。
(まあいい。あいつらのことだ。私が戻って来いと言えば、戻ってくるに違いない)
堂々としている長男と違い、いつもおどおどとしていたふたり。伯爵家の役に立つスキルを授からなかった以上、どうなってもいいと思っていた。剣の力でもって、国に仕えるモルヴァーリード家
だが、携帯スープとやらが作れるのであれば、兵士達の糧食にちょうどいい。彼らも、家の役に立てるのならありがたい話に違いない。
(さて、どこから手を打つか……)
「……携帯スープか」
「はい。伯爵様も興味がおありかと」
携帯スープの話を持ってきた商人は、揉み手をしそうな勢いでこちらを見つめている。
(……ふん、わかりやすい)
どうせ、そのスープを自分に独占販売を許せというのだろう。発明者が、モルヴァーリード家から不当に奪われたふたりであることを知らせたのだから。
(まあいい。あいつらのことだ。私が戻って来いと言えば、戻ってくるに違いない)
堂々としている長男と違い、いつもおどおどとしていたふたり。伯爵家の役に立つスキルを授からなかった以上、どうなってもいいと思っていた。剣の力でもって、国に仕えるモルヴァーリード家
だが、携帯スープとやらが作れるのであれば、兵士達の糧食にちょうどいい。彼らも、家の役に立てるのならありがたい話に違いない。
(さて、どこから手を打つか……)