転生したけど捨てられそうなので、兄妹で楽しく生きることにします~超チートな家出兄妹は辺境で幸せ家族ができました~
「……よし、ふたりに協力を求めるか。ゼバルとクヴァールにもなにか頼もう。パーティーのうちふたりだけをこちらに引っ張ってくるわけにもいかないしな」
「いいの?」
「魔物を間引きする仕事をやってもらえばいい。俺がふたりに加わればいけると思う。あいつらに、他にやりたい仕事があればまた別だけどな」

 辺境伯領では、魔物がしばしば出没する。
 そのため、定期的に魔物を狩って、数を減らしておくそうだ。ティリスとロスティがこちらにいる間は、ふたりにそれを手伝ってもらうらしい。

「ま、受ける受けないの判断はあいつらだ」

 とジョイは言ったけれど、彼らが依頼を受けてくれるのを確信しているようだった。

 依頼を出した時は、ちょうと『星を守る者』達は、領地を離れているところだったが、戻ったら手伝ってくれるということで話は決まった。
 その間にも、できるだけのことはふたりで先に進めておく。

「たぶん、この魔術語を使ったらいけるんじゃないかな。あたし、もうちょっと記憶を探ってみるね。あと、こっちの魔術書にヒントがある気がする」
「この魔術語だと僕が制御しきれないかも……」

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