転生したけど捨てられそうなので、兄妹で楽しく生きることにします~超チートな家出兄妹は辺境で幸せ家族ができました~
「住民の多い大きめの街の近くなら、僕達の顔も覚えられないだろうから、買い物もしやすいと思うんだよね」
「なるほど。それは、考える価値があるかも」
じっくりと考えてみても、アーゲルの提案は悪くないように思えた。それに、どこかに腰を落ち着けたら、じっくりと保存食も作れる。
「そうしたら、燻製(くんせい)とかジャムとかも作れるよねぇ」
「そうそう。そういうのも悪くないかなって」
それは楽しそうだ――と、アーゲルが足を止めた。
「ちょっと待って。魔物がいる。今夜のおかず……やった、大きいぞ!」
「なんの魔物?」
「魔牛だね」
「わお、ステーキ!」
ユリアは手を打ち合わせた。生家にいた頃、魔牛の肉を食べたことがある。なかなかの高級食材らしく、一度しか出たことがなかった。
おまけに、その時もいい肉は両親とサールドへ、ユリアとアーゲルはくず肉だけだった。そのくず肉だって、日頃与えられていた肉とは雲泥の差の美味しさだった。
じゅるり、とユリアはよだれを呑み込んだ。
「なるほど。それは、考える価値があるかも」
じっくりと考えてみても、アーゲルの提案は悪くないように思えた。それに、どこかに腰を落ち着けたら、じっくりと保存食も作れる。
「そうしたら、燻製(くんせい)とかジャムとかも作れるよねぇ」
「そうそう。そういうのも悪くないかなって」
それは楽しそうだ――と、アーゲルが足を止めた。
「ちょっと待って。魔物がいる。今夜のおかず……やった、大きいぞ!」
「なんの魔物?」
「魔牛だね」
「わお、ステーキ!」
ユリアは手を打ち合わせた。生家にいた頃、魔牛の肉を食べたことがある。なかなかの高級食材らしく、一度しか出たことがなかった。
おまけに、その時もいい肉は両親とサールドへ、ユリアとアーゲルはくず肉だけだった。そのくず肉だって、日頃与えられていた肉とは雲泥の差の美味しさだった。
じゅるり、とユリアはよだれを呑み込んだ。