転生したけど捨てられそうなので、兄妹で楽しく生きることにします~超チートな家出兄妹は辺境で幸せ家族ができました~
「いくぞ! 打ち漏らしを見てて!」
アーゲルの短杖の先から、巨大な火の玉が飛び出す。アーゲルは、どんな魔術だって使えるのだ。天才だ。
魔物の間に火の玉が飛び込むと、直撃した魔物とその周囲にいた魔物達が一気に燃え上がった。次から次にアーゲルは火の玉を打ち込み、魔物達の間に動揺が走ったようにユリアの目には移った。
「にいちゃ、そっちの魔物は火の耐性を持ってる。風の魔術で切り刻んで!」
「わかった!」
今度は、ユリアの指示でアーゲルが風の魔術で切り裂き、魔物を的確に刈り取っていく。アーゲルの魔術から逃れてなおも村を目指す魔物には、村人達の放った矢が降り注ぐ。
その矢を逃れた魔物もいたが、なんとか壁にとりつこうとしても、今度は村人によって上から槍(やり)で突き刺される。
こういう村で暮らしている人々は、いざという時のために最低限の訓練は積んでいるのだ。
「にいちゃ、右から来る!」
「そーれ!」
ユリアは右に左にあるいは上にと視線を走らせ、魔物がどこから来るのかを見定めようとする。
「……きりがないな」
と、アーゲルがつぶやいた時だった。
アーゲルの短杖の先から、巨大な火の玉が飛び出す。アーゲルは、どんな魔術だって使えるのだ。天才だ。
魔物の間に火の玉が飛び込むと、直撃した魔物とその周囲にいた魔物達が一気に燃え上がった。次から次にアーゲルは火の玉を打ち込み、魔物達の間に動揺が走ったようにユリアの目には移った。
「にいちゃ、そっちの魔物は火の耐性を持ってる。風の魔術で切り刻んで!」
「わかった!」
今度は、ユリアの指示でアーゲルが風の魔術で切り裂き、魔物を的確に刈り取っていく。アーゲルの魔術から逃れてなおも村を目指す魔物には、村人達の放った矢が降り注ぐ。
その矢を逃れた魔物もいたが、なんとか壁にとりつこうとしても、今度は村人によって上から槍(やり)で突き刺される。
こういう村で暮らしている人々は、いざという時のために最低限の訓練は積んでいるのだ。
「にいちゃ、右から来る!」
「そーれ!」
ユリアは右に左にあるいは上にと視線を走らせ、魔物がどこから来るのかを見定めようとする。
「……きりがないな」
と、アーゲルがつぶやいた時だった。