転生したけど捨てられそうなので、兄妹で楽しく生きることにします~超チートな家出兄妹は辺境で幸せ家族ができました~
ジョイはまた、アーゲルのそんな気持ちにも気づいているようだった。臆することなく真正面からアーゲルの強い視線を受け止める。
「ふたりとも、うちで暮らせよ」
「うちで? 僕達、ここにおじいちゃんとおばあちゃんに会いに来たんだけど」
アーゲルに睨みつけられ、ジョイは苦笑いした。
「お前達、おじいちゃんとおばあちゃんの家がどこにあるかわかるか?」
「えっ……」
アーゲルはうろたえた。視線を左右に揺らす。そんなもの、どこにあるかと問われても困る。
「この領都に親戚がいるって嘘だろ?」
「そんなことっ」
「そのぐらい、わかってるんだ。俺の目は節穴じゃない」
ジョイの言葉に、アーゲルは唇を噛んだ。祖父母について、詳細をつめていなかったのを思い出したらしい。
「あー、ちょっといいか?」
言葉が出ないままアーゲルがジョイを睨みつけていると、横から口を挟んできたのはゼバルだった。
ゼバルは短くした髪をぐしゃぐしゃとかき回してから、アーゲルにできるだけ穏やかに声をかけてきた。
「お前達を施設に連れていくって言ったのは俺達だが……ふたりとも、施設じゃ浮くぞ」
「浮く……」
「ふたりとも、うちで暮らせよ」
「うちで? 僕達、ここにおじいちゃんとおばあちゃんに会いに来たんだけど」
アーゲルに睨みつけられ、ジョイは苦笑いした。
「お前達、おじいちゃんとおばあちゃんの家がどこにあるかわかるか?」
「えっ……」
アーゲルはうろたえた。視線を左右に揺らす。そんなもの、どこにあるかと問われても困る。
「この領都に親戚がいるって嘘だろ?」
「そんなことっ」
「そのぐらい、わかってるんだ。俺の目は節穴じゃない」
ジョイの言葉に、アーゲルは唇を噛んだ。祖父母について、詳細をつめていなかったのを思い出したらしい。
「あー、ちょっといいか?」
言葉が出ないままアーゲルがジョイを睨みつけていると、横から口を挟んできたのはゼバルだった。
ゼバルは短くした髪をぐしゃぐしゃとかき回してから、アーゲルにできるだけ穏やかに声をかけてきた。
「お前達を施設に連れていくって言ったのは俺達だが……ふたりとも、施設じゃ浮くぞ」
「浮く……」