転生したけど捨てられそうなので、兄妹で楽しく生きることにします~超チートな家出兄妹は辺境で幸せ家族ができました~
「逃げるってどこへだ。お前達はまだ子供だ。またどこかの大人に声をかけられるかもしれない。それが、悪い奴だったらどうするんだ」
説得しようというジョイの言葉に、アーゲルは膨れっ面になった。彼もユリアもわかってはいるのだ。
大きな街の側で暮らすことも考えてはみたけれど、現実的ではない気がする。
どうしようと迷っていた時だった。
「ちょっとちょっと、ジョイラージュ! 小さな子を保護したって聞いたのだけれど?」
馬車の外から響いてきたのは、優しそうな女性の声である。だが、女性の行動は優しい声とはまるで違っていた。
いきなり馬車の後ろの乗り降り口をがばっと開いたかと思うと、スカートのすそを上手に捌(さば)いて乗り込んでくる。
「あらあらあらあら! まあまあまあまあ! 可愛いわ! 可愛らしいわ! 私女の子も欲しかったのよ! お兄ちゃんも可愛いわね! いいわいいわ!」
「は、母上っ!」
裏返った声をあげたのはジョイである。だが、そんなジョイをぐいっと押しのけると、女性はアーゲルの前にしゃがんだ。
説得しようというジョイの言葉に、アーゲルは膨れっ面になった。彼もユリアもわかってはいるのだ。
大きな街の側で暮らすことも考えてはみたけれど、現実的ではない気がする。
どうしようと迷っていた時だった。
「ちょっとちょっと、ジョイラージュ! 小さな子を保護したって聞いたのだけれど?」
馬車の外から響いてきたのは、優しそうな女性の声である。だが、女性の行動は優しい声とはまるで違っていた。
いきなり馬車の後ろの乗り降り口をがばっと開いたかと思うと、スカートのすそを上手に捌(さば)いて乗り込んでくる。
「あらあらあらあら! まあまあまあまあ! 可愛いわ! 可愛らしいわ! 私女の子も欲しかったのよ! お兄ちゃんも可愛いわね! いいわいいわ!」
「は、母上っ!」
裏返った声をあげたのはジョイである。だが、そんなジョイをぐいっと押しのけると、女性はアーゲルの前にしゃがんだ。