転生したけど捨てられそうなので、兄妹で楽しく生きることにします~超チートな家出兄妹は辺境で幸せ家族ができました~
「大変だったわね、お兄ちゃん。さあ、いらっしゃい。話を聞いた時から楽しみにしていたのよ、いいわいいわ! 子供部屋も用意したし、もううちの子ですからね!」
「え? え?」
アーゲルがうろたえた声をあげている。
彼女はユリアを抱き上げると、アーゲルの背中を押した。そして入ってきた勢いそのまま、馬車を降りるとふたりを屋敷の中へと連れ込んでしまう。
(あれ、あれ、ここって辺境伯様のお屋敷でしょ。それで、この人のこと、ジョイは『母上』って言ってなかった?)
状況がまったくわからないうちに、階段を上り、そして日当たりのいい部屋へと連れ込まれた。
「……わあ」
思わず、ユリアの口から漏れたのは感嘆の声。そこは、可愛らしい子供部屋だった。
壁紙は青を貴重にしていて、白い雲が描かれている。きっと、夏の空だ――入道雲が描かれているから。
そして、床に敷かれているのは上質のラグである。ベッドが二台、奥の方に並んで置かれていた。どちらも天蓋付きのベッドだけれど、隙間なく置かれているから大きな一台のベッドのようにも見える。
「……えっと」
「え? え?」
アーゲルがうろたえた声をあげている。
彼女はユリアを抱き上げると、アーゲルの背中を押した。そして入ってきた勢いそのまま、馬車を降りるとふたりを屋敷の中へと連れ込んでしまう。
(あれ、あれ、ここって辺境伯様のお屋敷でしょ。それで、この人のこと、ジョイは『母上』って言ってなかった?)
状況がまったくわからないうちに、階段を上り、そして日当たりのいい部屋へと連れ込まれた。
「……わあ」
思わず、ユリアの口から漏れたのは感嘆の声。そこは、可愛らしい子供部屋だった。
壁紙は青を貴重にしていて、白い雲が描かれている。きっと、夏の空だ――入道雲が描かれているから。
そして、床に敷かれているのは上質のラグである。ベッドが二台、奥の方に並んで置かれていた。どちらも天蓋付きのベッドだけれど、隙間なく置かれているから大きな一台のベッドのようにも見える。
「……えっと」