交換殺人日記
交換殺人日記
"ソレ"を持った男が現れたのは、満月の日の夜だった。
「今日こそ…今日こそはっ!」
いじめられる日々、つまらない毎日。
今日こそは死ぬんだと、あたしは震える手で包丁を握りしめた。
自殺しようと試みて6日目。
包丁を握っても、自分を刺すことができない。
そんな自分の愚かさにイライラする。
だけど、いじめがエスカレートする前にどうしても死にたいのだ。
だから今日こそは絶対に死ぬ。
そう思っていた矢先、信じられない出来事が起きた。
「本当にいいんですか?」
どこからかそんな声が聞こえて、ハッと顔を上げる。
いつのまにか開いていた部屋の窓から、ひとりの男性が入ってきた。
「本当にいいんですか?その選択、後悔しませんか?」
「は?」
死のうと思ってたのに、そんな気も失せてきた。
「勝手に人の部屋に入ってきて一体何なの?あんた、誰なのよ!」
そう言うと、男性は微笑んだ。
「わたしはあなたを助けに、あの世から来たのです」
「えっ?」
何を言っているのかわからない。
あの世って何?
死んだ人が逝くところ?
「そんなの、信じられるわけ…」
男性は「信じられるわけない」と言おうと思ったあたしの言葉を遮った。
「これを見ても?」
そう言って男性は『交換殺人日記』と書かれたものを差し出した。
「交換殺人日記?」
あたしは男性から交換殺人日記を受け取った。
「これは、あの世のお方があなたへと与えてくれたものです」
「これは何ができるの?」
「裏に書いてある使い方をよくご覧なさい」
あたしは日記の裏を見た。
そこには、この日記の使い方の記載があった。
①この日記を書いた日の日付と、実行されてほしい日の日付を書く。
②殺したい人の名前と情報を書く。(例:〇〇学校3年3組〇〇)
③殺したい理由を書く。
④相手がどのように殺されてほしいかを書く。
⑤書いた内容を相手に読ませる。
⑥相手が死んだ感想やその日の出来事を書く。
⑦そのページを破って燃やす。
ー注意ー
・相手の名前は必ずフルネームで書く。
・1週間以内に内容を相手に読ませることができなければ、自分に起こる。
・相手が死んだら24時間以内にそのページを燃やさなければならない。
ーーーーーーー
「どうですか?これを使えば、いじめてくる人を殺すことができますよ」
「これ、本物?」
「ええ、もちろんです」
本物だと言われても、これが本物か偽物かは実際に使ってみないとわからない。
「使うか使わないかはあなた次第です」
そう言って男性は消えた。
「あっ、ちょっと…」
まだ聞きたいことがあったのに。
「まあいっか」
あたしは男性からもらった交換殺人日記を見つめた。
もしこれが本物なら、あたしはいじめから解放される。
「ふふっ」
あたしは口元を緩めて笑ったのだった。
「今日こそ…今日こそはっ!」
いじめられる日々、つまらない毎日。
今日こそは死ぬんだと、あたしは震える手で包丁を握りしめた。
自殺しようと試みて6日目。
包丁を握っても、自分を刺すことができない。
そんな自分の愚かさにイライラする。
だけど、いじめがエスカレートする前にどうしても死にたいのだ。
だから今日こそは絶対に死ぬ。
そう思っていた矢先、信じられない出来事が起きた。
「本当にいいんですか?」
どこからかそんな声が聞こえて、ハッと顔を上げる。
いつのまにか開いていた部屋の窓から、ひとりの男性が入ってきた。
「本当にいいんですか?その選択、後悔しませんか?」
「は?」
死のうと思ってたのに、そんな気も失せてきた。
「勝手に人の部屋に入ってきて一体何なの?あんた、誰なのよ!」
そう言うと、男性は微笑んだ。
「わたしはあなたを助けに、あの世から来たのです」
「えっ?」
何を言っているのかわからない。
あの世って何?
死んだ人が逝くところ?
「そんなの、信じられるわけ…」
男性は「信じられるわけない」と言おうと思ったあたしの言葉を遮った。
「これを見ても?」
そう言って男性は『交換殺人日記』と書かれたものを差し出した。
「交換殺人日記?」
あたしは男性から交換殺人日記を受け取った。
「これは、あの世のお方があなたへと与えてくれたものです」
「これは何ができるの?」
「裏に書いてある使い方をよくご覧なさい」
あたしは日記の裏を見た。
そこには、この日記の使い方の記載があった。
①この日記を書いた日の日付と、実行されてほしい日の日付を書く。
②殺したい人の名前と情報を書く。(例:〇〇学校3年3組〇〇)
③殺したい理由を書く。
④相手がどのように殺されてほしいかを書く。
⑤書いた内容を相手に読ませる。
⑥相手が死んだ感想やその日の出来事を書く。
⑦そのページを破って燃やす。
ー注意ー
・相手の名前は必ずフルネームで書く。
・1週間以内に内容を相手に読ませることができなければ、自分に起こる。
・相手が死んだら24時間以内にそのページを燃やさなければならない。
ーーーーーーー
「どうですか?これを使えば、いじめてくる人を殺すことができますよ」
「これ、本物?」
「ええ、もちろんです」
本物だと言われても、これが本物か偽物かは実際に使ってみないとわからない。
「使うか使わないかはあなた次第です」
そう言って男性は消えた。
「あっ、ちょっと…」
まだ聞きたいことがあったのに。
「まあいっか」
あたしは男性からもらった交換殺人日記を見つめた。
もしこれが本物なら、あたしはいじめから解放される。
「ふふっ」
あたしは口元を緩めて笑ったのだった。