優秀な後輩で私も嬉しく思うので、どうぞ『先輩離れ』してください
映画が終わり、静かに物語が幕を閉じる。エンドロールが流れ始めても、どちらもすぐには動かなかった。
「……いい映画だったね」
ぽつりと呟くと、彼は小さく頷く。
「そう言ってもらえてよかったです。派手さはないですけど、こういう後からじわっとくる感じの話が好きなんですよ」
「うん、分かる」
言葉にしきれない余韻が、部屋の中に残っていた。
そんな中、カタンと彼がリモコンと手に取った。そして、その先をこちらに向けられる。
「今度は先輩のおすすめの映画を教えてください」
「恋愛系だよ?」
「構いません。僕1人では見ないジャンルなので、楽しみです」
(……ほんと、こういうところ)
恐る恐るリモコンを受け取り、操作する。画面に映るのは、打って変わって賑やかなパッケージ。
「じゃあ、後悔しないでよ?面白くなくても最後まで見たいタイプだから」
「勿論。途中で投げたりしませんよ」
あっさりと返されて、思わず小さく笑ってしまう。画面に並ぶタイトルの中から、迷いながら1つを決めて再生ボタンを押した。
「……いい映画だったね」
ぽつりと呟くと、彼は小さく頷く。
「そう言ってもらえてよかったです。派手さはないですけど、こういう後からじわっとくる感じの話が好きなんですよ」
「うん、分かる」
言葉にしきれない余韻が、部屋の中に残っていた。
そんな中、カタンと彼がリモコンと手に取った。そして、その先をこちらに向けられる。
「今度は先輩のおすすめの映画を教えてください」
「恋愛系だよ?」
「構いません。僕1人では見ないジャンルなので、楽しみです」
(……ほんと、こういうところ)
恐る恐るリモコンを受け取り、操作する。画面に映るのは、打って変わって賑やかなパッケージ。
「じゃあ、後悔しないでよ?面白くなくても最後まで見たいタイプだから」
「勿論。途中で投げたりしませんよ」
あっさりと返されて、思わず小さく笑ってしまう。画面に並ぶタイトルの中から、迷いながら1つを決めて再生ボタンを押した。