トップアイドルは白衣の天使に恋をする
一通り挨拶を終えると、蒼依くんが話し出した

「てか久しぶりに見たけどマジで美人なんですけど」

「蒼依」

陽貴君が即座に止める

まあ確かに林くん綺麗な顔してるよね(違う)

「いやだってほんとに!」

「すみません、こいつ思ったことすぐ口に出るんで」

優朔さんが苦笑した

ちらっと陽貴君を見ると

「あ、多分わかってないわ」

私をみてフッと笑った

「え?」

陽貴くんに釣られてみんな呆れ顔で笑っている

…??私だけ話についていけてない

まぁ…いっか?




「紗凪さん!」

奏くんがまた勢いよく会話に入ってくる

「今日からまた指導お願いしますね!
俺ちゃんと復習してきたんで!」

「ほんと?」

「はい!モニター波形もかなり覚えました!」

「へぇ〜すごい」

そう言うと、奏くんは一気に顔を明るくした

分かりやすいなぁ

その様子を見ていた林くんが、私の耳元で小さく呟く

「……めっちゃ懐かれてますね」

「え?」

「いや、なんでもないっす」

でもその顔は、少しだけ複雑そうに見えた

するとスタッフさんの声が響く

「そろそろ準備お願いしまーす!」

空気が一気に仕事モードへ切り替わる

いよいよ始まる

ドラマ撮影
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