トップアイドルは白衣の天使に恋をする
第5章 クランクイン
紗凪side
ついに、クランクイン当日
普段見慣れているはずのICU前の廊下は、今日はどこか違って見えた
大きなカメラ
照明
慌ただしく動くスタッフさん達
「すごくないっすか?!俺ちょっと芸能人見れるの楽しみにしてたんすよ!」
隣で林くんが興奮した様子で辺りを見回した
「うわぁ……ほんとに撮影始まるんだね」
現場の雰囲気に圧倒される私たち
そんな会話をしていると
「あっ!!」
聞き覚えのある声が響いた
次の瞬間
「紗凪さーーーん!!」
バタバタッとこちらへ走ってくる人影
「…奏くん?!」
勢いそのままに目の前まで来た奏くんは、キラキラした笑顔を浮かべた
「お久しぶりっす!!」
本当に
「久しぶりだね元気だった?」
「はい!めちゃくちゃ元気でした!」
相変わらず距離が近い
でも人懐っこくて、なんだか安心する
「今日からまたよろしくお願いします!」
そう言ってペコッと頭を下げられる
「こちらこそよろしくね」
笑って返した、その時
少し後ろから、落ち着いた声がした
「奏、お前朝からうるさい」
聞き覚えのある声
――ドクン
振り返るとそこには陽貴君が立っていた
数週間ぶりにちゃんと見る姿
撮影用のスクラブ姿なのに、相変わらず目立つ
「……お久しぶりです」
そう言うと、陽貴君はふっと優しく笑った
「久しぶり、紗凪ちゃん」
その声だけで心臓が跳ねる
だめだ、仕事なのに
意識しないなんて無理
するとその隣にいた二人がこちらを見た
「あ、はじめましてっす!」
明るい声で話しかけてきたのは、金髪に近い明るい髪色の男の子
「蒼依です!」
「は、はじめまして一ノ瀬です」
勢いに少し押されながら頭を下げる
「厳密にいうと初めましてではないんだけど!(笑)」
蒼依くん(と呼ばせてもらう)がそう言ってニカッと笑う
あれ?どこかで会ったことあったっけ?
そう思い首を傾げていると
「ビルの時…メンバーたちもいたんだ」
ハテナを汲み取ってくれた陽貴君が教えてくれた
あっ!なるほどあの時の人たちなのね!
ふむふむと納得していると
蒼依君の隣では、優しそうな雰囲気の男性も軽く会釈した
「優朔です今回よろしくお願いします」
「よろしくお願いします」
この人が優朔さんか
なんだろう、、空気が柔らかい人
「ICU看護師の林です今回、一ノ瀬さんと一緒に現場サポート入りますよろしくお願いします」
林くんが軽く頭を下げる
「よろしくお願いします!」
奏くんが人懐っこく笑い、蒼依くんも「よろしくっす!」と明るく返した
優朔さんは穏やかに微笑みながら会釈する
「こちらこそお願いします」
そして最後に、陽貴君も静かに口を開いた
「よろしく、林くん」
「はい、よろしくお願いします」
ついに、クランクイン当日
普段見慣れているはずのICU前の廊下は、今日はどこか違って見えた
大きなカメラ
照明
慌ただしく動くスタッフさん達
「すごくないっすか?!俺ちょっと芸能人見れるの楽しみにしてたんすよ!」
隣で林くんが興奮した様子で辺りを見回した
「うわぁ……ほんとに撮影始まるんだね」
現場の雰囲気に圧倒される私たち
そんな会話をしていると
「あっ!!」
聞き覚えのある声が響いた
次の瞬間
「紗凪さーーーん!!」
バタバタッとこちらへ走ってくる人影
「…奏くん?!」
勢いそのままに目の前まで来た奏くんは、キラキラした笑顔を浮かべた
「お久しぶりっす!!」
本当に
「久しぶりだね元気だった?」
「はい!めちゃくちゃ元気でした!」
相変わらず距離が近い
でも人懐っこくて、なんだか安心する
「今日からまたよろしくお願いします!」
そう言ってペコッと頭を下げられる
「こちらこそよろしくね」
笑って返した、その時
少し後ろから、落ち着いた声がした
「奏、お前朝からうるさい」
聞き覚えのある声
――ドクン
振り返るとそこには陽貴君が立っていた
数週間ぶりにちゃんと見る姿
撮影用のスクラブ姿なのに、相変わらず目立つ
「……お久しぶりです」
そう言うと、陽貴君はふっと優しく笑った
「久しぶり、紗凪ちゃん」
その声だけで心臓が跳ねる
だめだ、仕事なのに
意識しないなんて無理
するとその隣にいた二人がこちらを見た
「あ、はじめましてっす!」
明るい声で話しかけてきたのは、金髪に近い明るい髪色の男の子
「蒼依です!」
「は、はじめまして一ノ瀬です」
勢いに少し押されながら頭を下げる
「厳密にいうと初めましてではないんだけど!(笑)」
蒼依くん(と呼ばせてもらう)がそう言ってニカッと笑う
あれ?どこかで会ったことあったっけ?
そう思い首を傾げていると
「ビルの時…メンバーたちもいたんだ」
ハテナを汲み取ってくれた陽貴君が教えてくれた
あっ!なるほどあの時の人たちなのね!
ふむふむと納得していると
蒼依君の隣では、優しそうな雰囲気の男性も軽く会釈した
「優朔です今回よろしくお願いします」
「よろしくお願いします」
この人が優朔さんか
なんだろう、、空気が柔らかい人
「ICU看護師の林です今回、一ノ瀬さんと一緒に現場サポート入りますよろしくお願いします」
林くんが軽く頭を下げる
「よろしくお願いします!」
奏くんが人懐っこく笑い、蒼依くんも「よろしくっす!」と明るく返した
優朔さんは穏やかに微笑みながら会釈する
「こちらこそお願いします」
そして最後に、陽貴君も静かに口を開いた
「よろしく、林くん」
「はい、よろしくお願いします」