アンコールはリビングで
3. 夏の頂点

「…………っ」

振り返った彼女の姿を見た瞬間、俺の呼吸は完全に止まった。

薄絹のカーテンが、夜風に大きくはためく。

首の後ろで綺麗に結ばれたリボン。

深くV字にカットされた胸元は、いやらしさよりも、大人の女性としての洗練された色気を放っている。

落ち着いた深いネイビーの布地が、間接照明の薄暗い光の中で、凪の透き通るような白い肌の美しさを極限まで際立たせていた。

先ほど前へと流したポニーテールは、振り返った拍子に背中へと落ちていて、スッキリとした首筋のラインが、俺の視線を強烈に惹きつけて離さない。

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