アンコールはリビングで

Special track 11 まだ、誰も知らない夏 ④ブルー・コーラルリーフと、甘やかしの延長戦

※このエピソードは、Special track 10「まだ、誰も知らない夏 ③ Side B リボンの結び目」の続きです。

1. 抜かりないエスコート

しばらくして、腕の中の凪から身体を離す。

それでもやっぱり、楽しい時間が終わってしまうという名残惜しさは、彼女の横顔にありありと滲んでいた。

(……まあ、それは俺も同じなんだけど)

「……なぁ、凪」

帰る支度を済ませ、カバナを出ようとしたところで、俺はわざと足を止め、振り返った。

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