アンコールはリビングで
「明日も休みじゃん。たまには毎日頑張ってる俺たちへのご褒美っつーことで……家に帰んねぇで、このままホテル泊まってかね?」

「……え!」

凪が、目を丸くして俺を見上げた。

「こ、このまま、帰らないで、ここに泊まる……?」

「おう。明日は日曜で予定もねぇし。……まだ帰りたくねぇだろ」

俺がサラリと言うと、凪は驚きと戸惑い、そして隠しきれない期待の入り混じった顔で瞬きを繰り返した。

「でも、こんな急に……お部屋とか、空いてるのかな……」

「……誰に聞いてんの」

俺はニヤリと笑い、ショートパンツのポケットから、黒いカードキーを一枚取り出して見せた。

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