アンコールはリビングで
バタンッ。

背後でドアが閉まる音がしたと同時。

私の腕が強く引かれ、そのまま重たいドアに背中を押し付けられた。

「えっ……みなと、っ、んんっ……!」

夜景を眺めていられたのは、ほんの一瞬だった。

彼が私の唇を、深く、乱暴に塞いだのだ。

「……っ、んぅ……っ、はぁっ、みな、と……っ」

バーでお預けを食らった分の渇きを癒やすように、彼の舌が容赦なく私の内側へと侵入してくる。

モヒートのミントの香りと、私の飲んだブルー・コーラルリーフの甘さが、二人の中で熱く溶け合う。

「……はぁっ……」

ようやく唇が離れると、湊は逃げ場のない至近距離から、甘く溶けた瞳で私を見下ろしてきた。

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