アンコールはリビングで
4. 独占欲のメッセージ
3月に入ってすぐのこと。
凪さんから『今日は会社の同僚と飲み会なんだ〜』とメッセージが届いた。
送別会らしいが、当然、男性社員もいるだろう。
(……は?)
俺はまだ彼女の彼氏でもなんでもない。それは承知の上だ。
だが、世界一愛しい彼女を、同年代の男どもがいる夜の酒の席に放置できるほど、俺は人間ができていない。
気が気じゃない俺は、残業の合間の休憩で、凪さんに電話をかけた。
『もしもし? 早瀬くん、どうしたの?』
「……飲み会、男の人いるんですか?」
『えっ? う、うん、送別会だから……』
「……へぇ」
俺の声色が、明らかに不機嫌になるのを止められなかった。
「……飲み会中、メッセージ見てください。約束です。あと、家着いたら絶対、俺に電話。……してくれますよね?」
『え、う、うん……分かった』
3月に入ってすぐのこと。
凪さんから『今日は会社の同僚と飲み会なんだ〜』とメッセージが届いた。
送別会らしいが、当然、男性社員もいるだろう。
(……は?)
俺はまだ彼女の彼氏でもなんでもない。それは承知の上だ。
だが、世界一愛しい彼女を、同年代の男どもがいる夜の酒の席に放置できるほど、俺は人間ができていない。
気が気じゃない俺は、残業の合間の休憩で、凪さんに電話をかけた。
『もしもし? 早瀬くん、どうしたの?』
「……飲み会、男の人いるんですか?」
『えっ? う、うん、送別会だから……』
「……へぇ」
俺の声色が、明らかに不機嫌になるのを止められなかった。
「……飲み会中、メッセージ見てください。約束です。あと、家着いたら絶対、俺に電話。……してくれますよね?」
『え、う、うん……分かった』