アンコールはリビングで
2. 音楽のルーツと、乾杯

その後、俺たちは代官山の蔦屋書店へ移動した。

音楽フロアに並ぶ膨大な数のCDやレコードに、凪さんの目が輝く。

「わぁ、このジャケット懐かしい! 私これ大好きだった!」

「マジすか? やっぱ趣味合いますね」

試聴機で片方のヘッドホンを貸し借りして、お互いの好きな曲を聴かせ合う。

音楽の好みが合うことは知っていたけれど、ここまで深い話ができる相手はそういない。

彼女との会話は、いつだって心地よく、刺激的だ。

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