アンコールはリビングで
「なれるよ。……早瀬くんなら、絶対になれる」
確信に満ちたその言葉が、俺の胸を熱くする。
けれど、彼女はすぐにまたステージの方へ向き直り、うっとりと歌声に聴き入ってしまった。
『You appear in my door...(君が僕の扉に現れる)』
『My one and only love...(僕の、たった一人の恋人)』
ボーカルが切なく愛を歌い上げるたび、凪さんの耳元で揺れる華奢なピアスが光を反射する。
その横顔があまりに美しくて、無防備で。
俺の胸に、黒くて熱い感情が渦巻いた。
(……そんな顔で、他の男を見ないでほしい)
たとえそれが、ステージ上の歌手であっても。
彼女が見つめる先には、俺がいればいいのに。
さっき楽器店で『Make You Feel My Love』を歌った時の、彼女の表情を思い出す。
驚きと、感動と、そして微かな熱を帯びた瞳。
(……あの歌で、俺の想いはどれだけ伝わっただろうか)
『The touch of your hand is like heaven...(君の手の感触は、天国のようだ)』
流れる歌詞が、俺の焦燥感を煽る。
確信に満ちたその言葉が、俺の胸を熱くする。
けれど、彼女はすぐにまたステージの方へ向き直り、うっとりと歌声に聴き入ってしまった。
『You appear in my door...(君が僕の扉に現れる)』
『My one and only love...(僕の、たった一人の恋人)』
ボーカルが切なく愛を歌い上げるたび、凪さんの耳元で揺れる華奢なピアスが光を反射する。
その横顔があまりに美しくて、無防備で。
俺の胸に、黒くて熱い感情が渦巻いた。
(……そんな顔で、他の男を見ないでほしい)
たとえそれが、ステージ上の歌手であっても。
彼女が見つめる先には、俺がいればいいのに。
さっき楽器店で『Make You Feel My Love』を歌った時の、彼女の表情を思い出す。
驚きと、感動と、そして微かな熱を帯びた瞳。
(……あの歌で、俺の想いはどれだけ伝わっただろうか)
『The touch of your hand is like heaven...(君の手の感触は、天国のようだ)』
流れる歌詞が、俺の焦燥感を煽る。