アンコールはリビングで
「そっか。とりあえず、リビングまで行こ? お水飲む?」
「……いらね」
私が彼の腕を引いて立たせようとした瞬間。
湊が私の腰に長い腕を回し、そのまま玄関の壁に私を押し付けるようにして、胸元にすっぽりと顔を埋めてきた。
「ちょっ、湊……!?」
「……んー……凪の匂いする……」
「当たり前でしょ、私の家なんだか……じゃなくて、二人の家なんだから。ほら、重いってば」
抗議しても、彼は腕の力を緩めるどころか、さらに強く私を抱きしめてきた。
アルコールの熱を持った大きな体が、私をすっぽりと包み込む。
「……なぁ、寂しかった?」
「えっ?」
「……俺いなくて、寂しかっただろ」
「別に。本読んでたし、一人の時間満喫してたもん」
私が強がって言うと、胸元に顔を埋めたままの彼が、ふるふると首を横に振った。
「……いらね」
私が彼の腕を引いて立たせようとした瞬間。
湊が私の腰に長い腕を回し、そのまま玄関の壁に私を押し付けるようにして、胸元にすっぽりと顔を埋めてきた。
「ちょっ、湊……!?」
「……んー……凪の匂いする……」
「当たり前でしょ、私の家なんだか……じゃなくて、二人の家なんだから。ほら、重いってば」
抗議しても、彼は腕の力を緩めるどころか、さらに強く私を抱きしめてきた。
アルコールの熱を持った大きな体が、私をすっぽりと包み込む。
「……なぁ、寂しかった?」
「えっ?」
「……俺いなくて、寂しかっただろ」
「別に。本読んでたし、一人の時間満喫してたもん」
私が強がって言うと、胸元に顔を埋めたままの彼が、ふるふると首を横に振った。