アンコールはリビングで
3. プラチナの誓いと、大人の夜
「……で?」
ふいに、湊の空気が変わった。
先ほどまでの子どもっぽいムキになった顔が消え、大人の男の、低く艶のある声がリビングに響く。
彼がソファの上で体の向きを変え、私の方へと真っ直ぐに向き直った。
「ホワイトデーのお返しはこれでいいとして。……今日、何の日か忘れてねぇよな?」
「えっ? 付き合って4周年でしょ? だからさっきのディナーと、このプレゼント……」
「甘い。俺が、それだけで終わらせるわけねぇだろ」
湊がニヤリと笑い、彼がいつも座っているソファの横の、サイドテーブルの引き出しから黒いベルベットの小さな箱を取り出した。
パカッ、と微かな音を立てて開かれたその箱の中に視線を落とした瞬間、私は息を呑んだ。
「……で?」
ふいに、湊の空気が変わった。
先ほどまでの子どもっぽいムキになった顔が消え、大人の男の、低く艶のある声がリビングに響く。
彼がソファの上で体の向きを変え、私の方へと真っ直ぐに向き直った。
「ホワイトデーのお返しはこれでいいとして。……今日、何の日か忘れてねぇよな?」
「えっ? 付き合って4周年でしょ? だからさっきのディナーと、このプレゼント……」
「甘い。俺が、それだけで終わらせるわけねぇだろ」
湊がニヤリと笑い、彼がいつも座っているソファの横の、サイドテーブルの引き出しから黒いベルベットの小さな箱を取り出した。
パカッ、と微かな音を立てて開かれたその箱の中に視線を落とした瞬間、私は息を呑んだ。