アンコールはリビングで
「『移動コストの削減』とか『セキュリティ面の強化』とか……仕事のプレゼンかと思ったもん。でも、あのプレゼンがあったから、今のこの幸せがあるんだよね」
私がクスクスと笑うと、湊は呆れたように、でもどこか愛おしそうに私を見つめ返した。
「……当たり前だろ。俺は最初から、お前とこうなる未来しか見えてなかったんだよ。……凪のご両親に挨拶行く時なんか、心臓口から出るかと思ったけどな」
「ふふ、ガチガチだったもんね。でも、お父さんもお母さんも、湊の誠実さにすぐ気づいてたよ」
4年という月日は、長いようでいて、振り返ればあっという間だ。
何もない部屋から始まった二人の生活は、少しずつ思い出と愛着のある家具で満たされ、今はこんなにも温かくて心地よい『聖域』になった。
私がクスクスと笑うと、湊は呆れたように、でもどこか愛おしそうに私を見つめ返した。
「……当たり前だろ。俺は最初から、お前とこうなる未来しか見えてなかったんだよ。……凪のご両親に挨拶行く時なんか、心臓口から出るかと思ったけどな」
「ふふ、ガチガチだったもんね。でも、お父さんもお母さんも、湊の誠実さにすぐ気づいてたよ」
4年という月日は、長いようでいて、振り返ればあっという間だ。
何もない部屋から始まった二人の生活は、少しずつ思い出と愛着のある家具で満たされ、今はこんなにも温かくて心地よい『聖域』になった。