アンコールはリビングで
Special Track 1 デベロッパー早瀬の完遂計画
1. 甘い余韻と、冷徹なロジック
あのホワイトデーの夜、ガレリアプラザで早瀬くんから告白され、私たちが晴れて「恋人」になってから数日が過ぎた、3月のある夜のこと。
私は、浮かれつつも現実的にこれからのことを考えていた。
お互いに仕事がある社会人だし、彼の住む社員寮と私の家は電車で20分程度の距離。
週末はどっちかの家に泊まって、平日はたまにご飯に行けたらいいかな――なんて。
付き合いたてのカップルらしい、穏やかな段階を踏んでいくつもりでいたのだ。
けれど、そんな私の「ぬるい想定」は、この夜、秒速で粉砕されることになる。
あのホワイトデーの夜、ガレリアプラザで早瀬くんから告白され、私たちが晴れて「恋人」になってから数日が過ぎた、3月のある夜のこと。
私は、浮かれつつも現実的にこれからのことを考えていた。
お互いに仕事がある社会人だし、彼の住む社員寮と私の家は電車で20分程度の距離。
週末はどっちかの家に泊まって、平日はたまにご飯に行けたらいいかな――なんて。
付き合いたてのカップルらしい、穏やかな段階を踏んでいくつもりでいたのだ。
けれど、そんな私の「ぬるい想定」は、この夜、秒速で粉砕されることになる。