アンコールはリビングで
3. 航さんと澪さん
「お父さーん、お母さーん? 凪だよー」
実家のインターホンを押し、凪さんが明るい声で呼びかける。
その声色は、いつもの可愛らしい年上の女性の雰囲気ではなく、この家で愛されて育った「娘」の響きを帯びていた。
俺の知らない凪さんの一面。それを見られただけで、今日ここに来た価値はある。
『はーい、今開けるわね』
ガチャリ、とドアが開き、中から優しげな女性――お母さんの澪さんと、その後ろに穏やかそうな男性――お父さんの航さんが姿を現した。
「凪、おかえりなさい」
「久しぶりだな、凪。元気にしてたか?」
「はーい、ただいま。二人とも元気そうでよかった」
「お父さーん、お母さーん? 凪だよー」
実家のインターホンを押し、凪さんが明るい声で呼びかける。
その声色は、いつもの可愛らしい年上の女性の雰囲気ではなく、この家で愛されて育った「娘」の響きを帯びていた。
俺の知らない凪さんの一面。それを見られただけで、今日ここに来た価値はある。
『はーい、今開けるわね』
ガチャリ、とドアが開き、中から優しげな女性――お母さんの澪さんと、その後ろに穏やかそうな男性――お父さんの航さんが姿を現した。
「凪、おかえりなさい」
「久しぶりだな、凪。元気にしてたか?」
「はーい、ただいま。二人とも元気そうでよかった」