アンコールはリビングで
(……ホワイトデーの楽器店でも思ったけど、早瀬くんって、本当に……)
あの告白の夜、私に向けてピアノで弾き語ってくれた極上のラブソングの記憶がふわりと蘇る。
仕事の顔でもない。路上ライブで熱唱していた時の顔でもない。
完全にリラックスした『オフ』の顔で、ただ私だけに向けて歌ってくれる、とろけるような大人の色気。
『Just the two of us
We can make it if we try
Just the two of us……』
(僕たち二人だけ……二人なら、きっとうまくやれるさ。ただ、二人だけで……)
これから一緒に暮らしていく同棲初日の夜に、この甘い歌詞と、圧倒的な引力を持つ彼の声。
あまりの心地よさと、彼の「男」としての魅力に当てられて、私の思考回路は完全にショートしてしまった。
ただひたすらに、目の前でギターを弾く彼から目が離せない。
胸の奥が、ぎゅっと苦しいくらいに高鳴る。
そして、曲が静かに終わりを迎え、ギターの余韻が部屋に溶けていった、その時。
さっきまでずっと頭の中で反芻していた言葉が、魅了された熱のままに、無意識のうちに口からポロリとこぼれ落ちていた。
「……っ、みなと、」
あの告白の夜、私に向けてピアノで弾き語ってくれた極上のラブソングの記憶がふわりと蘇る。
仕事の顔でもない。路上ライブで熱唱していた時の顔でもない。
完全にリラックスした『オフ』の顔で、ただ私だけに向けて歌ってくれる、とろけるような大人の色気。
『Just the two of us
We can make it if we try
Just the two of us……』
(僕たち二人だけ……二人なら、きっとうまくやれるさ。ただ、二人だけで……)
これから一緒に暮らしていく同棲初日の夜に、この甘い歌詞と、圧倒的な引力を持つ彼の声。
あまりの心地よさと、彼の「男」としての魅力に当てられて、私の思考回路は完全にショートしてしまった。
ただひたすらに、目の前でギターを弾く彼から目が離せない。
胸の奥が、ぎゅっと苦しいくらいに高鳴る。
そして、曲が静かに終わりを迎え、ギターの余韻が部屋に溶けていった、その時。
さっきまでずっと頭の中で反芻していた言葉が、魅了された熱のままに、無意識のうちに口からポロリとこぼれ落ちていた。
「……っ、みなと、」