アンコールはリビングで
4. 隠された熱と、種明かし
寝室に辿り着き、彼をなんとかベッドに横たわらせる。
「湊、お水飲める? それとも氷枕先にする?」
「……はぁ、……っ、ごめ、……」
ベッドに沈み込んだ湊は、もう目を開ける気力もないらしく、荒い呼吸を繰り返しながら苦しそうに眉間を寄せていた。
急いでリビングから氷枕と経口補水液、濡らしたタオルを持ってくる。
手早く彼の汗ばんだ前髪を避け、氷枕を頭の下に敷き、熱を持った首筋や額の汗をタオルで優しく拭っていく。
「……はぁっ、……なぎ、……」
熱のせいで理性が飛んでしまったのか、彼が焦点の合わない目で宙を見つめ、ひどくうなされるように声を出した。
「ここにいるよ。大丈夫だからね」
私が彼の手を両手でギュッと包み込むと、湊はその私の手を、すがりつくように弱い力で握り返してきた。
寝室に辿り着き、彼をなんとかベッドに横たわらせる。
「湊、お水飲める? それとも氷枕先にする?」
「……はぁ、……っ、ごめ、……」
ベッドに沈み込んだ湊は、もう目を開ける気力もないらしく、荒い呼吸を繰り返しながら苦しそうに眉間を寄せていた。
急いでリビングから氷枕と経口補水液、濡らしたタオルを持ってくる。
手早く彼の汗ばんだ前髪を避け、氷枕を頭の下に敷き、熱を持った首筋や額の汗をタオルで優しく拭っていく。
「……はぁっ、……なぎ、……」
熱のせいで理性が飛んでしまったのか、彼が焦点の合わない目で宙を見つめ、ひどくうなされるように声を出した。
「ここにいるよ。大丈夫だからね」
私が彼の手を両手でギュッと包み込むと、湊はその私の手を、すがりつくように弱い力で握り返してきた。