アンコールはリビングで
4. 日曜日のピークと、人間湯たんぽ

そして翌日、日曜日。
2日目を迎えた私の身体は、昨日よりもさらに重く、鈍痛はピークに達していた。

「……うぅ……っ」

ソファの上でエビのように丸まり、痛みの波に耐える。
薬は飲んだけれど、効いてくるまでにはまだ時間がかかる。

お腹の中から鈍い凶器でえぐられているような、どうしようもない不快感。

「……凪、痛いか」

洗い物を終えた湊が、心配そうな顔でソファに近づいてきた。

彼は何も言わず、私の背中側に回り込み、ソファの限られたスペースに無理やり自分の大きな体を滑り込ませた。

「……み、なと……ここ、狭いよ……?」

「いーの。俺がこうしたいだけだから」

彼は私の背中からすっぽりと覆いかぶさるようにして私を抱きしめ、毛布の上から、自分の大きな手のひらを私の下腹部にそっと当てた。

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