アンコールはリビングで
「…………っっっ!!!!!!」

ブフッ、と危うく口の中のおにぎりをモニターに吹き出しそうになり、私は慌てて手で口を覆い、激しく咽せた。

「ゲホッ、ゴホッ……っ!」

「ん? 水沢さん、大丈夫ですか?」

隣の席の後輩が心配そうに声をかけてくる。

「だ、大丈夫……! ちょっと、むせただけ……」

急いでお茶をごくごくと飲み込みながら、私はバシンッと音を立ててスマートフォンをデスクに伏せた。

心臓が、肋骨を突き破りそうなほどのありえない爆音で鳴り響いている。
顔が一気にカッと熱くなり、指先が微かに震えていた。

(な、何今の……っ!?)

デスクに伏せたスマホを、もう一度、恐る恐る裏返す。

周りの社員から絶対に見えないように、お弁当箱の陰でスマホの画面を隠しつつ、自分の心臓を守るため、私は若干薄目でその画像を再確認した。

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