アンコールはリビングで
俺は重い身体を引きずって火をつけ、スープを温め直した。
熱のせいで胃が拒絶反応を示しているが、そんなことはどうでもよかった。
少しだけ器によそい、流し込むようにして無理やり腹に収める。
出汁の旨味と生姜の香りが、熱っぽい身体にじんわりと染み渡る。
美味い。
本当に美味いのに、今の俺にはそれをゆっくり味わう余裕すらなかった。
俺は急いで食器を水に浸け、傍にあった付箋にペンを走らせた。
『凪の飯、めちゃくちゃ美味かった。マジで沁みた。ありがとう。悪い、片付けまで間に合わなかった。』
手元が上手く定まらず、最後の文字が少しだけ震えて跳ねてしまったが、書き直している時間はなかった。
俺は急いで身支度を整え、凪が起きてくる前に、逃げるようにマンションを後にした。
熱のせいで胃が拒絶反応を示しているが、そんなことはどうでもよかった。
少しだけ器によそい、流し込むようにして無理やり腹に収める。
出汁の旨味と生姜の香りが、熱っぽい身体にじんわりと染み渡る。
美味い。
本当に美味いのに、今の俺にはそれをゆっくり味わう余裕すらなかった。
俺は急いで食器を水に浸け、傍にあった付箋にペンを走らせた。
『凪の飯、めちゃくちゃ美味かった。マジで沁みた。ありがとう。悪い、片付けまで間に合わなかった。』
手元が上手く定まらず、最後の文字が少しだけ震えて跳ねてしまったが、書き直している時間はなかった。
俺は急いで身支度を整え、凪が起きてくる前に、逃げるようにマンションを後にした。