アンコールはリビングで
5. 画面の向こうのあて馬と、リビングの独占欲
ガチャリ、と玄関のドアが開く音がした。
今日はドラマの最終回の撮影がオールアップする日だ。
「ただいま。……あー、終わった」
リビングに入ってきた湊は、テレビの前で体育座りをしている私を見るなり、真っ直ぐに歩み寄ってきて、私に覆い被さるように背中からギュッとハグをしてきた。
「おかえり、湊。……撮影、本当にお疲れ様」
「おう。……今日のオンエア、見た?」
私の首筋に顔を埋めたまま、湊が甘えたような声で聞いてくる。彼の吐息が耳元にかかり、ゾクッと背筋が震えた。
「うん、見たよ。…… 朔斗くん、すごくかっこよかった。本当に、最高のあて馬だったよ」
「そ。……で?」
湊がヒョイッと私の前に回り込み、ソファに座って私を自分の膝の上に引き上げた。
ガチャリ、と玄関のドアが開く音がした。
今日はドラマの最終回の撮影がオールアップする日だ。
「ただいま。……あー、終わった」
リビングに入ってきた湊は、テレビの前で体育座りをしている私を見るなり、真っ直ぐに歩み寄ってきて、私に覆い被さるように背中からギュッとハグをしてきた。
「おかえり、湊。……撮影、本当にお疲れ様」
「おう。……今日のオンエア、見た?」
私の首筋に顔を埋めたまま、湊が甘えたような声で聞いてくる。彼の吐息が耳元にかかり、ゾクッと背筋が震えた。
「うん、見たよ。…… 朔斗くん、すごくかっこよかった。本当に、最高のあて馬だったよ」
「そ。……で?」
湊がヒョイッと私の前に回り込み、ソファに座って私を自分の膝の上に引き上げた。