アンコールはリビングで
『早瀬くん、色気やばい、これからも推す……!』

『ダンスもできるとか聞いてない! やば!』

『こんな表情できるとか、これからもっと色んなドラマ呼ばれちゃうんじゃない?』

動画のチャット欄では、そんな声が溢れ、たくさんのファンたちがこの画面の中の彼を見て、熱狂し、恋に落ちている。

その様子を目にすると、なんだか鼓動が早くなり、顔が熱くなってくるのを感じた。

「……何、この色っぽさ……」

無意識のうちに呟いた私の声は、ひどく掠れていた。

「……おい」

不意に、すぐ耳元で低く甘い声がした。
ハッとして隣を見ると、本物の湊が、画面の中の彼よりもさらに危険な色を帯びた瞳で、私を至近距離から見つめていた。

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