アンコールはリビングで
夜の23時を回った頃。
『初日、無事に終わった。マジで最高の景色だったわ。……でも、帰ったら凪のご飯がないのが一番キツいな。今日は疲れたからもう寝るわ。おやすみ、凪』
湊から、少しだけ興奮の余韻が残る、そんなメッセージが届いた。
私は『本当にお疲れ様! ゆっくり休んでね。おやすみ』と返し、スマホをナイトテーブルに置いた。
寝室のベッドに入ると、隣に彼の大きな身体がない分、シーツがひどく冷たく、そして広く感じられた。
今頃、彼は福岡のホテルのベッドで、深い眠りについているのだろうか。
「……寂しいけど、私には明日、やることがあるんだから」
私は自分自身を元気付けるように、ぽつりと声に出した。
そう。
明日は日曜日。
そして数日後には、6月10日……湊の記念すべき30歳の誕生日が迫っている。
私は明日の「重要ミッション」である、誕生日プレゼントの買い出しに向けて気合を入れ直し、広すぎるベッドの真ん中で、そっと目を閉じた。
『初日、無事に終わった。マジで最高の景色だったわ。……でも、帰ったら凪のご飯がないのが一番キツいな。今日は疲れたからもう寝るわ。おやすみ、凪』
湊から、少しだけ興奮の余韻が残る、そんなメッセージが届いた。
私は『本当にお疲れ様! ゆっくり休んでね。おやすみ』と返し、スマホをナイトテーブルに置いた。
寝室のベッドに入ると、隣に彼の大きな身体がない分、シーツがひどく冷たく、そして広く感じられた。
今頃、彼は福岡のホテルのベッドで、深い眠りについているのだろうか。
「……寂しいけど、私には明日、やることがあるんだから」
私は自分自身を元気付けるように、ぽつりと声に出した。
そう。
明日は日曜日。
そして数日後には、6月10日……湊の記念すべき30歳の誕生日が迫っている。
私は明日の「重要ミッション」である、誕生日プレゼントの買い出しに向けて気合を入れ直し、広すぎるベッドの真ん中で、そっと目を閉じた。