アンコールはリビングで
3. エプロン姿のカリスマと、重症な俺

マンションに帰り、買ってきた食材を冷蔵庫にしまう。

時計を見ると、凪が帰ってくるまであと一時間半といったところだ。

俺は洗面所で手を洗い、キッチンに置いてあるネイビーのシンプルなエプロンを取り出して身につけた。

ステージ衣装を着る時のようなスイッチとは違う、もっと穏やかで、温かいスイッチが入る感覚。

「さて、やるか」

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