アンコールはリビングで
44 秘密のプラチナ
1. 秘密のプラチナ
「お待たせ! 綺麗に切れたよ」
パタパタとスリッパの音を立てて、私はリビングへと戻った。
両手には、真っ白なショートケーキが乗った二つのお皿。
少しだけ得意げな気持ちで隣に座ると、湊はソファに深く背を預けたまま、愛おしそうに私を見つめていた。
「……ん。凪は切るのもうまいな。サンキュ」
間接照明の柔らかな光を受けて、ケーキの上の大粒の苺が宝石のように輝いている。
「ほら、紅茶と一緒に食べて? ……それでね、渡したいものっていうのが……」
私が促すと、湊は素直にフォークを手に取り、苺の乗った先端をすくって口に運んだ。
「……うまっ」
小声で呟きながら目を細めた後、彼はフォークを置き、私の「渡したいもの」の話の続きを聞くために、真剣な瞳でこちらに向き直った。
「お待たせ! 綺麗に切れたよ」
パタパタとスリッパの音を立てて、私はリビングへと戻った。
両手には、真っ白なショートケーキが乗った二つのお皿。
少しだけ得意げな気持ちで隣に座ると、湊はソファに深く背を預けたまま、愛おしそうに私を見つめていた。
「……ん。凪は切るのもうまいな。サンキュ」
間接照明の柔らかな光を受けて、ケーキの上の大粒の苺が宝石のように輝いている。
「ほら、紅茶と一緒に食べて? ……それでね、渡したいものっていうのが……」
私が促すと、湊は素直にフォークを手に取り、苺の乗った先端をすくって口に運んだ。
「……うまっ」
小声で呟きながら目を細めた後、彼はフォークを置き、私の「渡したいもの」の話の続きを聞くために、真剣な瞳でこちらに向き直った。