アンコールはリビングで
「……ん?」

湊が怪訝そうに眉を寄せる。

私は鼓動が早くなるのを感じながら、背中に隠していたブランドの紙袋を、彼の手元へとゆっくりと差し出した。

「あのね……。実は、もう一つプレゼントがあって。……これ」

「えっ……? まだあんの?」

驚いたように目を見開く湊の隣に腰を下ろし、私は少しだけ早口で説明した。

「ツアー頑張ってる湊に、少しでも疲れをとって欲しくて。リカバリーウェアにしてみたの」

「リカバリーウェア……あ、これ、すげぇ良いとこのやつじゃん。俺も聞いたことあるわ。……マジか、こんなに良いのか? めっちゃ嬉しいわ」

紙袋から上質なネイビーのウェアを取り出し、湊は少年のように目を輝かせた。
その喜ぶ顔を見てホッとしながら、私はさらに頬を熱くして、一番伝えたかった言葉を口にする。

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