アンコールはリビングで
2. 限界の理性を溶かす、お揃いの体温

「これ、マジで着心地いいわ。……それに、凪とお揃いだしな」

湊は嬉しそうに自分の袖を引っ張りながら、だらしなく頬を緩めていた。

ルイボスティーを飲みながら、ソファで他愛のない会話を楽しんでいると、湊がふと、私の腰のあたりに手を伸ばしてきた。

「……すげぇ触り心地いいな……」

そう言いながら、彼は自分の服ではなく、私の着ているウェアの生地を確かめるように、腰のラインに沿って何度も撫で回し始めた。

その手つきは徐々に熱を帯び、布越しでも彼の指の温度が伝わってくる。

「……ちょっと、湊。それ、私の服の触り心地を確かめるふりをして、撫でたい口実でしょ?」

「……ばれた?」

私がジト目で睨むと、湊は悪びれる様子もなく、大人の余裕と甘えが入り混じった笑みを浮かべた。
そして、撫でていた手をウェアの裾からそっと滑り込ませ、私の素肌を直接捉える。

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