アンコールはリビングで
「俺の一軍スウェットたちと、どうローテーション組むか、本気で悩むわ」

「……うん?」

「だってよ。この前記念日にもらった最高のスウェットもあるだろ? それに、まだあのちょっと毛玉のついたグレーのスウェットだって、俺の大事な一軍だし」

湊はふぅっと息を吐くと、困ったような顔で私の方へと寝返りを打って視線を合わせてきた。

「……でも、このリカバリーウェアは凪とお揃いだし……どれも着たくて、家で着るもんにマジで悩む」

「……ふっ、あはははっ!」

事後のこの甘い空気の中で、まさかそんな日常的すぎる悩みを真剣に打ち明けられるとは思わず、私はこらえきれず吹き出してしまった。

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